子育ては悩みだらけ?鯖に学ぶ、命のバトンの渡し方

今日はちょっと海の話を。

「もう子育て無理…」とつぶやきながら、夕食に鯖の味噌煮を食べていたとき、ふと思いました。


「サバって、子育てするの?」

なんとなく、魚って産んだらほったらかし…というイメージがありますよね。
実際、サバはどんな子育てをしてるのか?ちょっと調べてみました。

もう子育て無理...
え?鯖の子育て?

サバの子育て方法:産んで、あとは海まかせ

結論から言うと…

サバは“子育てしません”。
えっ、マジで?と思うかもしれませんが、これは海の世界ではごく普通のこと。

サバ(マサバやゴマサバなど)は、春から夏にかけて産卵期を迎え、一度に数十万個の卵を海中にばらまきます
親は卵を守ることもなく、産み終わったらすぐに離れていきます。

じゃあ、卵や子どもはどうなるの?

サバの卵は海の中を漂いながら、運よく孵化すれば「仔魚(しぎょ)」という状態に。
そこから必死にエサを食べ、敵から逃げ、生き延びていきます。

子どもたちは生まれた瞬間から完全サバイバル生活
親からの保護も教えもなく、ただひたすら「生き残ること」だけを目指して海の中を泳ぎ続けるのです。

サバの「命の戦略」

でもそれって、冷たいようでいて、実はすごく合理的な命のリレーなんです。
1匹1匹を丁寧に育てるより、“たくさん生んで、少しでも生き残ればOK”という戦略。

人間のように手をかけて育てる方法とは真逆だけれど、これはこれで自然界で長く続いてきた方法。

サバに限らず、イワシやアジなども同じように「数で勝負」の命のつなぎ方をしています。

鯖にできない「人間の子育て」のすごさ

サバの世界に比べて、人間の子育てって本当に手がかかりますよね。

・夜泣きで眠れない
・ご飯を食べてくれない
・思春期の反抗に悩む
・習い事や受験、将来の心配…

でもその分、子どもと一緒に笑ったり、泣いたり、絆が深まる瞬間がある。
手間もかかるけど、そのぶん感情が交差して、人生が“濃く”なるのも事実です。

鯖からのメッセージ(※妄想)

「人間ってすごいよな。
 だってオレら、産んだらすぐ泳いでっちゃうからな。
 あんなに一緒に時間を過ごすなんて、正直うらやましいぜ」
――そんな声が、潮の流れの中から聞こえてきそうです。

まとめ 子育ては悩みだらけ。でも…

子どもがうまく寝てくれなかった日、
ぐずって泣き叫ばれてイライラが爆発しそうな日、
「なんで私ばっかり」と思ってしまう日。

そんなときは、ちょっと思い出してみてください。

鯖は手も声もかけられない。
でもあなたは「大丈夫だよ」「今日はつらかったね」と言ってあげられる。

それだけで、すごく尊くて、すごく愛おしいことなんだって。

わが子を愛せるって幸せなことだよね。
鯖は海に産みっぱなし!