子育ては悩みだらけ?鯖に学ぶ、命のバトンの渡し方
今日はちょっと海の話を。
「もう子育て無理…」とつぶやきながら、夕食に鯖の味噌煮を食べていたとき、ふと思いました。

「サバって、子育てするの?」
なんとなく、魚って産んだらほったらかし…というイメージがありますよね。
実際、サバはどんな子育てをしてるのか?ちょっと調べてみました。

もう子育て無理...
え?鯖の子育て?
■ サバの子育て方法:産んで、あとは海まかせ
結論から言うと…
サバは“子育てしません”。
えっ、マジで?と思うかもしれませんが、これは海の世界ではごく普通のこと。
サバ(マサバやゴマサバなど)は、春から夏にかけて産卵期を迎え、一度に数十万個の卵を海中にばらまきます。
親は卵を守ることもなく、産み終わったらすぐに離れていきます。
■ じゃあ、卵や子どもはどうなるの?
サバの卵は海の中を漂いながら、運よく孵化すれば「仔魚(しぎょ)」という状態に。
そこから必死にエサを食べ、敵から逃げ、生き延びていきます。
子どもたちは生まれた瞬間から完全サバイバル生活。
親からの保護も教えもなく、ただひたすら「生き残ること」だけを目指して海の中を泳ぎ続けるのです。

■ サバの「命の戦略」
でもそれって、冷たいようでいて、実はすごく合理的な命のリレーなんです。
1匹1匹を丁寧に育てるより、“たくさん生んで、少しでも生き残ればOK”という戦略。
人間のように手をかけて育てる方法とは真逆だけれど、これはこれで自然界で長く続いてきた方法。
サバに限らず、イワシやアジなども同じように「数で勝負」の命のつなぎ方をしています。
■ 鯖にできない「人間の子育て」のすごさ
サバの世界に比べて、人間の子育てって本当に手がかかりますよね。
・夜泣きで眠れない
・ご飯を食べてくれない
・思春期の反抗に悩む
・習い事や受験、将来の心配…
でもその分、子どもと一緒に笑ったり、泣いたり、絆が深まる瞬間がある。
手間もかかるけど、そのぶん感情が交差して、人生が“濃く”なるのも事実です。
■ 鯖からのメッセージ(※妄想)
「人間ってすごいよな。
だってオレら、産んだらすぐ泳いでっちゃうからな。
あんなに一緒に時間を過ごすなんて、正直うらやましいぜ」
――そんな声が、潮の流れの中から聞こえてきそうです。
■ まとめ 子育ては悩みだらけ。でも…
子どもがうまく寝てくれなかった日、
ぐずって泣き叫ばれてイライラが爆発しそうな日、
「なんで私ばっかり」と思ってしまう日。
そんなときは、ちょっと思い出してみてください。
鯖は手も声もかけられない。
でもあなたは「大丈夫だよ」「今日はつらかったね」と言ってあげられる。
それだけで、すごく尊くて、すごく愛おしいことなんだって。

わが子を愛せるって幸せなことだよね。
鯖は海に産みっぱなし!